身近にある、意外なビジネス・シナジー

2022年6月22日水曜日

シナジー

シナジー効果

ビジネスにおいて「シナジー」や「シナジー効果」は重要です。
シナジー効果とは、複数の異なる事業部門が協働して得られる相乗効果のことです。英語でも「synergy effect」と呼ばれています。

小さなビジネスでも、うまくシナジーを見つけることでレバレッジを効かせる事ができます。
必ずしも大規模な投資は必要ありません。あなたのビジネスでも、アイディア次第でシナジー効果を得ることができるでしょう。

シナジー効果を得るアイディア

では「発想の勝利」の実例を見てみましょう。

ファミリーマートのコインランドリー

コンビニチェーンのファミリーマートが 2018 年 3 月からコインランドリーの併設を進めています。
これは、コンビニとコインランドリーの抱える弱点を相互に補完する意図があります。

DIAMOND Chain Store 誌の紹介記事を引用します。

コンビニは一般的に雨天時に客数が減少する。逆にコインランドリーは客数が増加し、 1・2倍から1・3倍に売上が伸びる。相互送客により、コンビニにとって雨天時の客数対策となる。またファミリーマートは駐車場を有しているため、駐車場を持たない競合店に対して優位性を発揮している。相乗効果の結果として、1日にランドリーを利用する 40〜50人のうち、6〜8割がコンビニを利用し、毎日30人前後の客数増に貢献しているという。もともとランドリーは無人店舗を想定しているので、作業は清掃と集金くらいだ。

ただ売上を補完するだけではなく、集客力を補完することに意味があります。併設することで、「ついでにコンビニで買い物」という需要の喚起をしています。結果的に、雨天時のコンビニ客数の落ち込みを減らすことができます。

IKEAのフードコート

意外なことに、IKEA の「フードコート」もシナジー効果を発揮しています。
gigazine の記事を引用します。

2012年に実施された700人を対象とした調査では、フードコートで食事した人はそうでない人と比べて平均2倍以上の家具を買うことが示されており、フードコートの購買意欲向上効果が認められています。

フードコートで単純に利益を上げるだけではなく、家具の購買意欲向上も果たしています。これも立派なシナジー効果と言えるでしょう。

なお、同記事で書かれているように、フードコート自体もしっかりと収益をあげています。

フードコートはIKEAの収益全体の5%に相当する約24億ドル(約2770億円)の年間収益を生み出しています。

意外な発想でシナジー効果を得る

コンビニとコインランドリー、家具とフードコート、いずれも「言われてみれば、なるほどね」と言いたくなるシナジー効果が出ています。
中小企業でも、意外な組み合わせでシナジー効果がでる可能性があります。あなたのビジネスでも、同様にシナジーが生み出せるかどうか、ぜひぜひご検討ください。
経営者が 1 人で悩んでもなかなか新しい発想は出てこないかもしれません。そういう時は経営者だけでなく従業員も含めて、ブレインストーミングをしてみてください。意外な発想が出てくるかもしれません。

ビジネスコーチは質問のプロ

ビジネスコーチも、ブレインストーミングの相手として活用できるかもしれません。
ビジネスコーチは、質問のプロです。新たな着想を得るため、新たな気付きを得るための質問を行います。 1 人で抱えて考えるよりも、効率的で多面的な発想を得られると思います。

ビジネスコーチに相談してみませんか?

ビジネスコーチは、あなたのビジネスの伴走者です。プロの相談相手に徹します。
あなたのビジネスにのみフォーカスし、あなたのビジネスが成長できるように本音を言います。

ビジネスコーチについて、詳しくはコチラのエントリで語っていますのでぜひご覧ください。

コーチングがあなたのビジネスに効果的かどうかは、無料コーチングを使って 1 円もコストをかけずに確かめることができます。
「ただ無駄な時間を過ごした」とはならない自信があります。

一度オンラインミーティングでお話してみませんか? お問合せフォームからお気軽にご連絡ください。

参考

使用画像