ビジネスコーチの役割
いきなりですが、最初にこのブログのタイトル「ビジネスコーチって何のためにいるの?」に対する答えから書きましょう。ビジネスコーチは「経営者とビジネスの相談をするため」にいます。
随分ざっくりしてますね。次項から、少しずつ具体的に説明していきます。
相談すると何を得られる?
ビジネスコーチと相談すると、結果的に経営者は- ビジネスの成長
- 苦しくてイヤな作業からの解放
- 従業員の帰属意識の醸成
- ワークライフバランスの適正化
など、重要な課題に効率的に取り組むことができます。
相談内容はビジネスに関係すること全般ですので、その人それぞれに合わせたテーマを設定して深掘りしていきます。
どうして相談するだけで、このような結果を手に入れられるのでしょうか? 順を追ってご説明します。
なぜビジネスコーチでなければならないの?
「ビジネスコーチは相談相手」と書きましたが、ではなぜ相談相手がビジネスコーチでなければならないのでしょうか?結論から言うと、別にビジネスコーチである必要はありません。
信頼できる相談相手がいらっしゃる場合は、ビジネスコーチは不要です。
しかしながら、ビジネスコーチを活用した方が「効率が良い」ケースも多々あります。
プロの相談相手
もし経営者が何かに困ったとき、相談する相手はどこにいるのでしょう?家族? 部下? ビジネス仲間?
その人たちは、あなたに本音を言ってくれるでしょうか? 真に利害関係が無い相手はいるでしょうか?
よく「経営者は孤独」と言われるが…… Meditation LIFEによるPixabayからの画像 |
「気を使って、適当に相槌打っておこう」
「怒られるかもしれないから、本音は隠しておこう」
もし相手がそう考えていたならば、ビジネスの相談としては不適切です。
ビジネスコーチは、あなたに気を使いません。
もちろん、あなたの価値観を理解して最大限尊重しますが、一番大事にするのは「あなたのビジネス」です。
そのためには、言いにくいことも言います。これこそが、ビジネスコーチに相談する理由です。
ActionCOACH が大事にしていること
我々 ActionCOACH は、経営者の性格や価値観を理解した上で、真にクライアントが実現したいことの整理整頓をお手伝いいたします。「プロの相談相手」としてのビジネスコーチ・トレーニングを積んでいますので、じっくりと納得いくまで安心して相談することができます。
我々は、経営者やマネージャと一緒になって以下のようなことを共に考え、共に計画を作っていきます。
- ビジネスで最大限のパフォーマンスを出すには?
- つらいことや嫌なことを軽減するには?
- ライフプランニングするには?
- ワークライフバランスを改善するには?
- etc...
いわば「ビジネスの助手席」に座るのがビジネスコーチです。
よくある誤解
より詳しい説明をする前に、誤解されがちな事を先に否定しておきます。ビジネスコーチは、よく「コンサルタント」や「プロデューサー」と混同されます。昨今、ビジネスコーチという言葉が流行り始めてからその傾向は加速しているように見えます。
コーチは、コンサルティングをしません。具体的な方策を示しながら「では次にこうしなさい、ああしなさい」と口出ししません。
ビジネスコーチは、必ずしもクライアントの行っているビジネスのプロではありません。ですので、我々ビジネスコーチなんかよりも、クライアント自身の方がよっぽどたくさんの知見を持っています。口出しして、クライアントのビジネスをうまく回せる保証など何処にも無いのです。
ビジネスコーチはあくまで助手席。運転するのは経営者、道を決めるのも経営者。舵取りはすべて経営者が行います。
ビジネスコーチは、横から「この道は混んでるね、他の道はないの?」とか「このサービスエリアの、さらに次のサービスエリアは何 km 先にあるの?」とか、判断するのに必要な情報を質問して引き出して、整理する役割を担います。
私は、必要以上にビジネスコーチの役割を肥大化させて伝えるつもりはありません。
ビジネスコーチは、単なる相談相手です。しかし、あなたのビジネスに真摯に向き合う相談相手です。
では、相談相手を得ることのメリットは何でしょうか?
ビジネスコーチのメリット
ビジネスコーチがいると、 1 人だとなかなかうまく進められなかった課題を 2 人で進められるようになります。どうして課題が進められるようになるのでしょうか?
ビジネスコーチに相談していると、以下のようなことが得られます。
- そこに課題や問題がある事に気付く
- 課題への向き合い方を様々な角度から検討する
- 課題に優先順位をつける
- スケジュール作成&進捗管理
結果的に、課題の解決策を計画して進められるようになります。
それぞれの項目について、もう少し詳しく説明いたします。
そこに課題や問題がある事に気付く
一人だと、そもそも課題や問題があることに気付けないことがあります。たとえば。
経営者が一生懸命に「今年の会社の目標と経営計画」を作って従業員達に見せたとします。でも従業員は、意図を理解できずに辞めてしまった……。そんな経験は無いでしょうか?
さて、なぜこの従業員は辞めてしまったのでしょう。
- 従業員の目標と会社の目標が合致しなかったのだろう
- 忙しくなりそうな計画に怖じ気づいたのだろう
- 従業員のやる気がなかったのだろう
- 給料が安いと感じていたのだろう(業界平均以上は支払っているのにも関わらず)
- 人間関係に苦労していたのだろう
- etc...
本当にそれだけでしょうか? 仮に会社側、経営者側にも問題があるとすれば、それは何でしょうか?
その問題を改善すれば、従業員は辞めなくなりそうですか?
辞めなくなるならば、その改善策をやれない理由はなんですか?
ビジネスコーチからそんなインタビューを受けて、初めてそこに課題があることに気付けるという方もいらっしゃいます。
課題を認識し、解決しようと思えたならば、一緒に具体的な方策を考えましょう。
課題への向き合い方を様々な角度から検討する
なにかビジネス上の課題を認識していたとしても、その解決方法に悩んでいらっしゃる方も多いです。課題解決に取り組んでみたものの、どうもうまくいかない。別のやり方をしたいが、やり方を思いつかない。
経営者も人の子なので、課題解決のやり方は一定の方法になりがちです。1 つの方法でうまくいかなかった時、また別の解決方法を考え出すのは難しいものです。
このような場合も、ビジネスコーチは非常に効果的です。といっても具体的な解決策をコンサルティングするわけではありません。
ビジネスコーチは「助手席」から質問をしていきます。
質問は課題によって様々ですが、その問答の中で「やっていなかった課題解決方法」が思いつくことが良くあります。
理由は 2 つ。
- いわゆるブレインストーミング的に、新しい方法を思いつく
- 人に状況を説明しようとすると、自分がうまく説明できない部分に気付く
1 人で考えるよりも、 2 人で会話しながらだとより簡単にこれらの効果を得ることができます。
たとえば。
- どういう方策を打ちましたか?
- その方策によって、どういう効果があると思いましたか?
- 実際、その効果は得られましたか?
効果が得られなかったのなら、その効果が得られそうな別の方法を考えるキッカケに。
効果が得られたのに課題解決しなかったのならば、そもそもその効果を狙う意味がないので別の原因を探すキッカケに。
これらの「気付き」の効果を最大化するため、我々は ActionCOACH の様々なノウハウや多種多様なメソッドを利用します。
これらの資産により、我々 ActionCOACH のビジネスコーチングは一定以上のクオリティを保つことができます。
課題に優先順位をつける
一口に「経営者」と言っても、性格は千差万別です。即決即断で「えいやっ」と物事を決めていける人、その逆にすべての情報をテーブルに乗せてから深く検討する人、その中間の人……などなど。
そのどちらかが良い性格で、どちらが悪い性格だ、ということはありません。どちらも正しいし、どちらも間違う可能性を秘めています。
即決即断だと失敗時に大きなリスクが潜んでいるかもしれません。十分に検討する時間を取っていると、他社に出し抜かれてしまってビジネスチャンスを失うかもしれません。
ビジネスコーチは、そんな経営者に対して「今優先すべきは、何でしょうか?」を常に問い続けます。
1 人では、どうしても自分の好きな物から進めがちです。しかし「好き嫌い」と、あなたのビジネスにとって一番大事なものは違います。
どれが一番大事なのかを整理すると、自ずとやるべき事の優先順位が明らかとなります。
経営者自身が理解して、納得した上で自分自身の計画を立てます。目的が明確になると、実行するモチベーションも高くなります。それまでは好きなことから順番にやっていたのに、大事なことから順番にやるようになるのでビジネスがより効率的に回るようになります。
スケジュール作成&進捗管理
良い計画を立てても、それを計画通りに実行できるとは限りません。ビジネスコーチは計画の進捗管理も行います。
経営者となると、自分の進捗を管理してくれる人はいなくなります。そのせいでおざなりな進捗管理になってしまう事もよくある話です。単純に、管理する人間を置いて進捗管理がおざなりになるのを防ぐことができます。
さらに一歩進んだ効果も得られます。
「必要だけど、実はやりたくない事」を計画に入れたときに、ずっと実行されずに ToDo に残り続ける事、ありませんか?
通常の「進捗管理」と聞くと「なぜできないんだ」と叱責されるようなイメージがありますが、ビジネスコーチはそのようなことはしません。むしろ真逆です。「やりたくない事は、やらなくていいようにしよう」という方向に舵を切っていきます。
そんなにやりたく無いなら、やらなくていい方法を考えましょう。そして、やらなくてよくなるまでの計画を立てましょう。
たったそれだけの発想の転換で、一気に気が楽になります。苦しかった計画、実行しない事の罪悪感、などなどネガティブな心境とさよならしましょう。
ビジネスコーチのデメリット
ここまでは、ビジネスコーチのメリットを書いてきました。ではビジネスコーチのデメリットは何でしょう?
金銭的コスト
簡単に言えば、お金がかかります。月額定額で費用がかかります(詳細金額はお問合せください)。
しかし最初からお金を払って「ただ相談相手を手に入れるだけ」というのは抵抗がある人も多いのではないでしょうか? その心境は理解できます。
まずコーチングの効果を体感していただきたいので、最大 3 ヶ月、無料でコーチングを受けていただくことができます。
もし効果がないと感じられたら、即解約していただけます。その場合、 1 円もコストはかかりません。
効果が高いとお感じになられたら、コーチングを有料にてご継続ください。
時間的コスト
ミーティング参加およびワークの対応する時間的なコストがかかります。毎週 1h のオンラインミーティングを実施しますので、それにご参加いただきます。
また、場合によっては別途、2h ~ 3h 程度かかるワークを依頼いたします。設定したワークに全力で当たっていただくことで、コーチングの効果は最大化します。ミーティングだけでなく、ワークの実施もお願いいたします。
コーチングで消費する時間は、自己投資および自分のビジネスへの投資とお考えください。ご自身の時間を時給換算して購入し、それを自己投資していると考えるのが一番理にかなっていると思います。
まとめ
以上が「ビジネスコーチは何のためにいるの?」に対する説明です。メリットをたくさん書かせていただきましたが、デメリットは、前項で挙げたとおり「あなたの時間的コスト」だけです。
当然ながら、あなたのビジネスやプライベートに悪影響は出ません。
コーチングがあなたのビジネスに効果的かどうかは、無料コーチングを使って 1 円もコストをかけずに確かめることができます。
ですので、コストは実質的に、経営者のあなたの時間だけです。ミーティング含め、週に 2h ~ 4h 程度を我々 ActionCOACH のために使ってみていただけませんか?
「ただ無駄な時間を過ごした」とはならない自信があります。
一度オンラインミーティングでお話してみませんか? お問合せフォームからお気軽にご連絡ください。
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