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「コーチング」は「教える」ではない
「コーチング」という言葉を聞いて、あなたはどういうイメージを抱きますか?たとえばサッカーやフィギュアスケートの「コーチ」と聞くと、「スポーツを教える人」という印象がありますよね。それと同じようにビジネスコーチは「ビジネスのやり方を教える人」なのかな? と思われがちです。
しかし、実際は違います。
そもそも「コーチング」は「教える」ことではありません。
コーチングは、主体的な行動を促すコミュニケーション手法
ビジネスコーチは、ビジネスのやり方を教える人ではありません。経営者などのビジネスパーソンの頭と心を整理する役割を担います。
ティーチングは、やり方を教え、方法を指示します。
コーチングは、やり方を考えさせ、方法も考えさせ、どうしたらその方法が成し遂げられるかを共に考えます。
一言でティーチングとコーチングの違いを表すならば、「指示」か「伴走」か、と言えます。
ティーチングは「指示」 |
メンバーはリーダーの指示を受けて作業を行います。
これは短期的成果につながりやすいですが、メンバーは指示を待つ「受動的な行動」になりやすいです。
コーチングは「伴走」 |
リーダーは、メンバーが設定した目標に対して、進捗管理など「伴走」に徹します。
このコミュニケーション手法だと、計画は必ずしも最初から正しいとは限りません。計測して、再計画が必要となることも多いです。しかし、メンバーは自分で考えることが習慣化するので、指示を出される前に動ける「主体的な行動」になりやすいです。
会話で分かるティーチングとコーチングの違い
具体的に、どういう違いの事を指しているのか、会話例で表してみます。ティーチングの会話
- 【What】頭かかえて体調が悪そうだな
- 【Why】体調なんて気の持ちようだぞ
- 【How】元気に大きな声で挨拶してみれば、気合が入って元気になるぞ
納得はできないけど「はい、わかりました」と言うしかない
コーチングの会話
- 【What】頭かかえてどうしたの?
- 【Why】なぜ体調が悪いの?
- 【How】どうすれば体調良くなると思う?
すべて自分の言葉で説明させる。
自分で考えるので、出てきた答えに納得できる
自分で考えるので、出てきた答えに納得できる
どちらの解決策に取り組みたいか?
ティーチングで指示された解決策(元気に挨拶)と、コーチングで自ら出した解決策、それぞれ別の解決策が出てきました。では、メンバー側の視点で考えてみましょう。はたして、どちらの解決策の方がやる気が出るでしょうか?
納得できていないけど指示された解決策は、なかなかやる気になれませんよね。一方、自分で「こうすればうまくいくかな?」と考えた解決策は、自然と取り組みたくなります。
コーチングのコミュニケーション手法だと、やる気が出やすくなり、かつ、余計な軋轢を生じにくいです。
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